こんにちは。カエルです。
資格をとりたいけど、「仕事が忙しくて勉強できない」「家事・育児に追われて勉強する時間がとれない」と悩んでいる方はいませんか?
その中で、こんな勉強をしている人はいませんか?
- 参考書を見てキレイにまとめてから勉強をスタートする
- 色ペンや付箋を使って見やすく工夫したノートを作る
もしあなたが上記のような勉強をしている場合、かなり効率が悪く、時間を無駄にしている可能性があります。
上記の勉強方法は、時間に余裕のある学生時代まで。社会人からは効率性をメインに勉強することを学びましょう。
今回の記事で、どんなノートのまとめ方がダメなのか、そしてどんなノートなら良いのかを解説しています。
それでは、どうぞ。
ノートをまとめるだけでは勉強したうちに入らない
勉強の定番ツールとして、「まとめノート」があります。
自分なりに重要項目をまとめたノートを作れば、ノート作りで理解を深めることができます。
まとめノートを作ることは、勉強しているという満足感が得られ、キレイにまとめ直すのが楽しいという一面もあります。
しかし、その反面、
- まとめノートを作るのに時間がかかる
- 勉強した気になってしまう
- 肝心の内容は暗記できていない
ことが挙げられます。
ノートをまとめること自体は、頭を使わない単純作業であり、色ペンとか付箋を使ったりして、きれいにまとめることに時間をかけがちです。
時間をかけてる分、勉強した気になりますが、蓋を開けてみると肝心の内容は何も暗記できていないのが現実です。
社会人で仕事しながら、または育児しながらこのような勉強をしている場合、効率性が良いとは言えないでしょう。
参考書をコピーしてオリジナルの参考書を作る
じゃぁ、どう勉強したらいいの?
おすすめするまとめノートの作り方は「参考書をコピーしてオリジナルの参考書を作る」方法です。
参考書は、 その分野のプロが何ヶ月、何年もかけて作ってきたものであり、最もクオリティーの高い状態です。
それをそのまま活用しましょう。
また、この方法のメリットは「どこからの情報かがはっきりしていること」です。
自分でまとめたノートはいろいろな参考書を見てまとめています。
そのため、「どの参考書から得た情報かがわからない」または「誤った解釈」につながりかねません。
そういった点を踏まえても、この勉強方法は効率的と言えます。
それなら、参考書に直接書いた方がいいんじゃないの?
そんな疑問を持つ方もいるでしょう。
参考書をコピーするメリットは、
- 参考書をきれいに保管できる
- 各分野ごとに内容を分けてファイリングすれば持ち歩きに便利
- 資料を足したいときにもすぐ追加可能
な点です。
参考書で用語を調べた時に、「この情報はこっちの参考書の方がわかりやすいな」といったことはありませんか?
参考書は、空きスペースが限られているため、付箋を貼ると参考書の文字が隠れてしまったり、小さい文字で見えにくかったりと言うことがあります。
この方法ならコピーして挟めば終わりです。
デメリットといえば、ノートの厚みが増えるところでしょうか。
その対策として、分野ごとに分割すれば1冊あたりの厚みは減るので問題ありません。
まとめノートの作り方
それでは、まとめノートの作り方について解説していきます。
大まかな流れについては、以下のとおりです。
ココがポイント
- 参考書を1冊選ぶ
- 参考書をコピーし、ファイリングする
- 問題集で出題された内容にマーカーを引く
- 資料を付け足し、補足する
それでは、それぞれ見ていきましょう。
① 参考書を1冊選ぶ
まずは、試験内容が一通りまとまっている参考書を1冊選ぶことが大切です。
ノートを作るときは、1つの参考書から付け足していく方が効率的です。
たくさんの参考書情報を加えると、文字の書式の違いや内容が被ったりと見にくくなるように感じます。
もし、「どの本を選んだらいいかわからない」場合は、その資格を受験した人に聞き、参考にするのが手っ取り早いです。
② 参考書をコピーして、ファイリングする
次は、参考書をコピーしてファイリングする作業です。
筆者は、持ち歩きしやすさや、カフェで勉強時も大きく広げたくないのでA5サイズのファイルを使用しました。
ファイルをわざわざ買わなくても100均でだダブルクリップを購入すれば、簡単に冊子を作ることができます。
実際私が行っている方法はこちら。
金具を外すとこんな感じです。
費用を抑えたい方にはこちらがおすすめです。
③ 問題集で出題された内容にマーカーを引く
いきなり勉強を始めても、「どこを重視しながら勉強して暗記したらいいのかわからない」ということに悩みます。
資格を取得するためには、すべてを暗記するわけではありませんので、出題されやすいところを重点的に勉強することが大切です。
そこで、次にやることは「問題集を解くこと」。
資格試験には、ほとんどの場合問題集がつきものです。
まずはどんな問題が出題されるのか把握しましょう。
実際に解いてもいいのですが、ほぼ不正解だと思います。この段階では解かずに問題と答えをみるだけでいいと思います。
その問題集の出題されている用語をまとめノートにマーカーをつけていきましょう。
その時、マーカー箇所は最小限にしてカラーは1〜2色にすること。
マーカーをたくさん引いたり、色を変えたりすると、見にくくなる一方なので必要最低限にしましょう。
④ 資料を付け足し、補足する
次に、問題集で出題された内容がコピーした参考書に「載っていない」または「理解の難しい部分」を他の参考書で補足していきます。
短い文は付箋を使うと便利です。
以上、まとめノートの完成です。
「ダメな方法」と「この方法」とでは、まとめノートに費やす時間が何倍も違うため、暗記する時間を多く捻出することができます。
効率良く暗記するポイント
さいごに、効率的に暗記するためのポイントについて解説します。
ポイントは全部で4つあります。
ココがポイント
- 五感を使って勉強する
- 人間の集中力の限界は90分
- 暗記は寝る前が良い
- 時にはサボってもいい
五感を使って勉強する
記憶は五感を使えばより効果的に暗記することができる言われています。
五感とは、聴覚、視覚、嗅覚、触覚、味覚です。
五感のうち嗅覚や味覚の活用はなかなか難しいですが、視覚⇨黙読、聴覚⇨音読、触覚⇨紙に書きながらといった形です。
他にも、運動をしながらも効果的と言われています。
五感を刺激することで、記憶をより強固にすることができ、暗記を効率よくすることができるのです。
人間の集中力の限界は90分
人間の集中力の限界としては90分が目安とされています。
時間をつくって一気にやり切ろうとしても、なかなか最後まで走り抜ける集中力というのは維持できないことが通常です。
ダラダラと勉強したところで暗記の効果も低下しているため、有意義な時間とは言えないでしょう。
勉強する時は、ある程度時間を決めて休憩も入れながら勉強することが大切です。
暗記は寝る前が良い
暗記を効果的に行うためには、寝る前の時間をうまく使うことがおすすめです。
というのも、脳は睡眠時に情報の整理を行い、その際に記憶を定着させようとする働きがあるためです。
この仕組みを利用して、寝る前に暗記事項を覚えることでその短期的な情報が長期記憶へと変換されやすくなります。
このような人間の特性をしっかり活用することでより効率的に暗記することができます。
たまにはサボってもいい
資格試験の勉強は、毎日勉強することに越したことはありませんが、たまには休憩も必要です。
友人とご飯に行ったり、ゲームをしたり、映画を見たりと気分転換する時間も継続して勉強するためには大切です。
また、完璧にできない自分を悔やむ必要もありません。
勉強のスケジュールを作っても予定通りには進みません。
それが当たり前です。
毎日勉強することにストレスを抱え、勉強するのが嫌になったりしては勉強効率が落ちるだけなので、自分のペースで休憩を入れながら勉強していきましょう。
以上、資格取得に向けた勉強方法について解説してきました。
人それぞれ考え方や覚え方が異なるので全ての人に合う勉強方法ではありませんが、1つの参考として活用していただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
おわり