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STEP5 アーチファクト

サイドローブ

  • メインローブから離れた斜め方向に放射される超音波ビーム


  • 音圧はメインローブの1/5から1/10程度




  • 胆嚢描出時の十二指腸のガス

  • 単一振動子や配列型振動子では少ない


  • 走査方式による見え方 
    • リニア走査:両端が下がる
    • セクタ走査:両端が上がる


  • 影響する因子 
    • プローブの開口幅
    • ゲインが高い
    • ダイナミックレンジが広い

グレーディングローブ

  • 配列型振動子(電子スキャン)固有のもので、メインローブ以外に合成される波面


  • サイドローブの一種。原理は同じ。


  • セクタで出現しやすく、リニア・コンベックスでも出現する


  • 機械式セクタ方式では出現しない


  • 発生する角度は波長とエレメントピッチとの関係で決まる

     $sinθ=\frac{nλ}{d}$


  • 発生させない条件 

    $d<\frac{λ}{1+sinθM}$ 

    d:エレメントピッチ λ:波長 θM:走査角度 

    ※ビーム方向が正面のときは最も出現しにくい

多重反射

  • 振動子から送信された超音波パルスが対象と振動子または他の組織の境界面との間を何回も往復することによって起こる


  • 往復する距離に応じて反射エコーが表示される




  • コメット様エコー


  • 多重反射の出現は周波数とは関係しない


  • 改善方法 
    • 圧迫を弱める
    • 入射角度を変える


  • 残留多重反射
    • パルス繰り返し周波数(PRF)による現象
    • PRFを変えると表示される深さが変化する

ミラーイメージ(鏡面現象)

  • 超音波ビームに対して強い反射体(横隔膜など)が斜め方向に当てた場合鏡のように反射する現象


  • 画面上に実像がない場合でも虚像のみが現れることもある(蜃気楼現象)


  • 改善方法
    • 走査場所を変える
    • 入射角度を変える
    • 呼吸や体位変換

音速による画像の歪み

  • 装置基準音速と物質の音速の違いで画像に歪みが生じる


  • 診断装置は生体と同じ約1540 m/sで設定されている


  • 音速による画像の変化
音速物質の距離変化
診断装置<物質 薄い(短い) 
診断装置>物質厚い(長い)

屈折による画像の歪み

  • 周囲の音速と異なる音速の物質を通過した場合屈折し、画像が歪む

音速音波
周囲>物質集束
周囲<物質拡散
  • 側方陰影(外側陰影)は集束した場合の辺縁部後方に生じるエコー欠損像

レンズ効果

  • 腹直筋などレンズ状の組織による屈折によって起こる


  • 上腸間膜動脈が2本、もしくは横に広がって描出される


  • 改善方法 
    • 多方向から観察する
    • 走査場所を変える
    • 入射角度を変える

音響陰影

  • 強く反射または吸収する物質の場合、周りの組織に比べ後方のエコー欠損する


  • 例 
    • 強い反射:

       骨・結石・石灰化 

    • 強い吸収体

       消化管ガス・肺

後方エコー増強

  • 超音波を減衰させない物質(嚢胞など)では周りの組織に比べ後方の反射エコーが強くなる
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