感電
漏れ電流の種類
患者漏れ電流のクラス分類
患者装着部の分類
音響強度の種類
- I SATP
空間平均時間ピーク - I SATA
空間平均時間平均 - I SPTP
空間ピーク時間ピーク
機械的作用(MI)の指標 - I SPTA
空間ピーク時間平均
熱的作用(TI)の指標
PRFを上げると時間平均が大きくなる
周波数・音響出力・PRFが同一の場合、I SPTAの影響
$連続波ドプラ>HPRFパルスドプラ>パルスドプラ>Mモード>カラードプラ>Bモード$
音響パワーの測定
カロリーメトリー法
- 超音波の吸収により生じる熱量を測定する
- 診断用超音波装置は測定対象外
天秤法
- 音響強度(I SATA)を測定する
- 超音波パワーが測定できる
ハイドロホン法
- 圧電素子からなるハイドロホンを用いる
- 音圧変化を電気信号に変換する
- 振幅、周期、パルス持続時間、パルス繰り返し周期が測定できる
- 最良な特性
① 小型
② 周波数特性が高帯域
③ ダイナミックレンジの広い
④ 感度特性に経時変化がない
総合感度(ファントム)
- 装置の反射対象検出能、表示能力が測定できる
- 0.2mm径のステンレス網球反射体を使用
- 最良な音響特性
(=生体組織とほぼ同一)
① 音速 1540m/s
② 減衰率 1dB/MHz・cm
超音波による生体作用
- 超音波の吸収による発熱作用
- キャビテーションによる組織破壊
- フリーラジカルの発生による発癌リスク
- マイクロストリーミング
MI
- 機械的作用の指標
- 式
$MI=\frac{p-}{\sqrt{f}}$
p-:負のピーク音圧 f:周波数
TI
- 熱的作用の指標
- 生体では42℃を超えると蛋白変性を起こす
- 組織内温度特性の分類
TIS | 軟部組織 |
TIB | 骨 |
TIC | 頭蓋骨 |
- 式
$TI=\frac{Wα}{W_{deg}}$
Wα:生体組織内での超音波出力(mW)
Wdeg:生体組織の温度を1℃上げるのに必要な超音波出力(mW) - TI値=1とは生体内温度を1℃上昇させる可能性を示す超音波出力でTI値=2はTI=1よりも大きい事を表し、2℃温度上昇を表さない
MI・TI
- MI値やTI値は画面上にリアルタイムに表示される
- 臨床上の重要性
- MI・TIを下げる
ALARAの法則
- 診断に影響を与えない範囲で超音波検査をできるだけ低出力、短時間で行うべきであるという安全性の考え方のこと。