心電図検定受験したらどんなメリットがあるのかな。デメリットも知りたいな?
こんな疑問に答えます。
こんにちは。心電図検定1級を取得しているカエル(@Kaeru372022)です。
この記事では心電図検定のメリットとデメリットについて解説しています。
心電図検定は医療従事者にとってメリットだらけ。
「心電図検定を受験するか迷っている人」におすすめな記事となっています。
では、どうぞ。
心電図検定とは
心電図検定は日本不整脈心電学会(Japanese Heart Rhythm Society:JHRS)が主催する検定です。
心電図検定とは、「 心電図を正確に判読する能力を図る検定試験 」です。
心電図検定は、1年に1回開催される試験です。
階級は4段階。1級受験者のうち優秀な成績を収めた受験者はマイスターという称号が与えられます。
各階級の難易度
階級 | 難易度 |
---|---|
4級 | 基礎的な判読力 |
3級 | 基礎〜中等度の判読力 |
2級 | 中等度~高度な判読力 |
1級 | 高度な判読力 |
合格しても何回でも受験できるため、マイスターを目指して何回もチャレンジするツワモノもいます。
心電図検定の特徴
心電図の資格には、
- 心電図検定
- JHRS認定心電図専門士
- 日本臨床検査学会 認定心電検査技師
などがあります。
その中で心電図検定の特徴は、
- 心臓に興味がある人であれば誰でも受験できる
- 学会への登録や更新など煩わしい手続きが不要
- 一生の資格を手に入れることができる
の3つです。
では、この記事の本題である心電図検定を取得するメリット・デメリットについて解説していきます。
心電図検定を取得のメリット
基本は心電図検定に限らず主な資格取得に共通するメリットではありますが、全部で6つあります。
見ていきましょう!
キャリア(就職・転職・昇給)に有利
恐らく、心電図検定を受けようとしている人の大体の人がこの目的かと思います。
資格を取得することで専門性をアピールすることができ就職や転職が有利になることもあります。
勉強に費やした時間はを通して学習を確保するための自己管理能力や時間管理能力、長い時間勉強する集中力など仕事に役立つ能力にも長けていることの証になります。
また、資格取得を目指す行為自体が「向上心が高い」と評価されるため、好印象を与えることができます。
就職や転職だけでなく資格取得の努力が評価されて出世しやすくなったり、資格を取得することで各種手当が支給されたり、給与に反映されたりすることもあります。
自分のペースでステップアップできる
試験内容が各級ごとに異なるため自分のレベルに合わせて、どの級からでもスタートすることができます。
例えば4級を受験して合格した場合、
翌年はひとつ上の級を目指して学習することで、着実に専門知識を身につけることができるので、ステップアップに最適です。
専門知識が得られる
資格を取得するためには、その資格に必要な専門知識を学ばなければいけません。
資格を取得するためにたくさん勉強をしなければいけないので、資格を取得する頃にはその資格の分野である程度の専門的な知識を得ていることになります。
資格のための勉強、資格で得た知識や技能は、直接的あるいは間接的に仕事や日常生活に役立つことがあります。
資格を持つことで信用される
2級以上となると心電図を判読する能力は高いと認定されるレベルです。
そのため医師や職場の同僚から信用され、相談されることも多くなりモチベーションも上がります。
資格がなくても業務ができますが、有資格者の方が信頼・信用される傾向が高いです。
資格取得が自信になる
資格を取得するためには一定の努力が必要になるため、資格を取得することによって自信が得られます。
心電図が苦手という人でも、資格を取得したことで「こんな自分でも頑張れば取得できた。」という自信がつくでしょう。
階級を上げることにより難易度は上がるため資格を取得できた時の喜びは格別で、資格を取得できたことが自信になります。
努力や業務に挑む姿勢のアピールできる
資格を受験するということは自らの自由な時間を割き、お金を払って取得していくため自身の向上心が高い人です。
仕事のために精進する人を評価しない人はいないはずです。
病院のHPに職員の資格を表示している施設も多いので病院としての評価にもつながるため、上司からの評価も高くなるでしょう。
心電図検定を取得のデメリット
では次にデメリットについて解説していきます。
資格を取ることはメリットだらけのように思われますが、デメリットもしっかり理解しておきましょう。
資格より実務経験の方が重要視される
心電図検定では知識を問う資格であり、実技や実務経験などがないことがメリットです。
その反面、正しい電極の位置や色を装着する実技や現場現場で判断して業務を熟していく能力は劣るので頭でっかちになりがちです。
また心電図検定の経歴はまだ浅いこともあり、実務経験値が高い方が有利だったりします。
ですが「実務経験+資格取得」の両方ある場合は有利であることは間違いありません。
資格を取得するためには時間がかかる
資格を取得するためには時間がかかります。
それは難関であればあるほど資格を取得するためにたくさん勉強しなければいけません。
特に社会人であれば仕事が終わってから勉強の時間を割かなければいけないので、家事育児で忙しい人にとっては勉強をする余裕が持てないことが多いです。
資格を取得するためにはお金がかかる
資格試験のために参考書・問題集を買うためのお金、資格試験を受験する受験のお金として6,000〜10,000円の費用がかかります。
難関資格であればあるほど資格取得のために必要なお金が膨らむので、資格を取得するまでに相当なお金を投じなければいけないこともあります。
まとめ
心電図検定のメリット・デメリットのまとめは以下のとおりです。
メリット
- キャリアアップ(就職・転職・昇給)に有利
- 自分のペースでステップアップできる
- 専門知識が得られる
- 資格を持つことで信用される
- 資格取得が自信になる
- 努力や業務に挑む姿勢のアピールできる
デメリット
- 資格より実務経験の方が重要視される
- 資格を取得するためには時間がかかる
- 資格を取得するためにはお金がかかる
以上、心電図検定を受験するメリット・デメリットについて解説してきました。
「心電図検定の受験内容について詳しく知りたい!」という人はこちらの記事もご覧ください。
心電図の資格に興味がある方は以下の記事もおすすめです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
おわり