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個人的に『生理機能検査』について紹介してみた話【part1】

2022年5月4日

こんにちは、カエル(@Kaeru372022)と申します。

 この記事におすすめな人
  • 臨床検査技師になりたい人
  • 臨床検査技師がどんな仕事をしているか知りたい人
  • リアルな現場を知りたい人

この記事を書いている私は臨床検査技師歴10年以上。現在、生理機能検査室で勤務しています。

初心者にもわかりやすいように紹介していこうと思います。この記事を読んで臨床検査技師の世界に興味を持ってもらえたら幸いです。

あくまで個人的なものになります。途中不適切な表現もあるかもしれません。もし読者が同職であれば優しい目で見ていただけたらと思います。

まずは基礎的なところから行ってみよう!

生理機能検査室はどんな検査をするところか知っていますか?

病院で働く臨床検査技師は「検体検査」「生理機能検査」の2つに分類されます。

検体検査は患者からの検体を検査し、生理機能検査は患者の体を直接調べることにより体の状態を調べる検査です。

業務内容には心電図検査、呼吸機能検査、眼底検査、脳波検査、超音波検査など多数の検査をこなしています。

基本の流れはこんな感じ。

  • 医師からの検査依頼
  • 検査
  • 解析・レポート作成
  • 読影医が診断
  • 結果を返却

❸・❹についてはすべての検査ではないですが、臨床検査技師は診断することはできないので読影しやすいように評価をまとめて技師所見としてレポートを作成します。

そのレポートを見て読影医は診断しているわけで、検査者は臨床について詳しくないといけません。それを知らないと緊急報告もなにもできないですからね。

まぁーぶっちゃけ仕事内容は同じことの繰り返しですけどね。

でも大体の仕事はそうじゃないですか?

この仕事は医師みたいに診断したり、看護師みたいに患者の病気が治るのを見届けることはできませんが、その分患者の病気を見つけるスペシャリストであって、そのためにいろんな病気に精通しなければいけないのでやりがいを感じますね。

あと、あまり人が得意じゃない私にとって患者との距離感はこのくらいが丁度いいです。(←これが個人的に1番)

では基礎はこの辺で~。それぞれの部屋へ案内しながら説明していきますね!

おっっっと!!!

部屋を案内する前に病院の紹介がまだでしたね。

紹介する病院は、300床の中小病院。健診センターと病院業務を掛け持ちしています。そんな視点から検査を紹介していきますね。

ではまず心電図室から。

心電図検査は足首と手首に4箇所、胸に6箇所、計10箇所に電極を装着して心臓の電気信号を波形にした検査です。

人間って電気で動いているんですよ!
電気の供給源は広いようです。

ENE●Sもびっくりですね(笑)

心電図の結果はこんな感じ。

出典:https://informa.medilink-study.com/web-informa/post20461.html/

検査結果は1枚に12種類の波形が記録されており、心臓の電気の流れを12方向から観察しているんです。

記録時間はたった10秒。

あっという間です。
カップ麺なんてお湯入れて3分かかりますからね。長すぎますよ。

心電図検査は1人にかかる時間が短く、得られる情報量が多いので全検査の中で最も検査件数が多いですね。

検査中は波形を読んで異常がないか確認しています。

心電図を読む時間は5秒ぐらいです。

なんせこれから100件検査しないといけませんからね。そんなに時間はかけられません。

通常、新人の時に最初に覚えるのが心電図検査ですから3か月間毎日やれば嫌でもこんなスピードで読めるようになります。

そうは言っても、
この波形を見逃しては行けません!

生死にかかわる重要な疾患です。

出典:第62回臨床検査技師国家試験問題 午後/問16

答えは心筋梗塞ですね。
これは the 典型 です。

私は心電図検定1級を持っていますので【心臓の下壁で発症している心筋梗塞で右冠動脈が閉塞している可能性が高い】ところまで読むことができますよ。

ちょっと自慢が入りましたね。
すいません。

まぁーこんな自慢は置いといて、

心電図では先ほども話した心筋梗塞を含む虚血性心疾患、不整脈、心肥大などがわかります。

AI化によって結果判定も画面上に表示されていますが、だいたい間違っていることが多いですね。やっぱり人の目で判断しているので知識は必須です。

この部屋では他にも、24時間心電図を検査できる「ホルター心電図」や階段の昇降またはジムにあるようなトレッドミルを使って心臓に負荷をかけて検査する「負荷心電図」があります。

はい。心電図室は終わり。

次は、肺機能検査室です。

肺機能検査とは、肺に出入りする空気の量や速度を測定し、肺のはたらきや呼吸器の病気がないかを調べる検査です。

肺機能検査はこんな感じ。

よく歌唱力で評価される肺活量もその1つですね。

検査の中心はこの2つ

空気の 量 を測定 → 肺活量
空気の速度を測定 → 1秒率

結果の評価は、

肺活量が低い場合→拘束性肺疾患(例:肺線維症)
1秒率が低い場合→閉塞性肺疾患(例:気管支喘息)
両 方 低 い 場 合→混合性肺疾患(例:肺気腫)

と診断できるのです。

もちろん、この後はより正確な診断をするために他にもいろんな項目があります。まぁ仕事を始めたら覚えるくらいで大丈夫です。

実は!この検査は生理機能検査の中で一番つらい検査なんですよ。

患者に本気出してもらわないと正確な評価にならないので最大限の結果を出させるためにこっちも頑張ります。

だから検査中は、

「吸って!吸ってーー!もっともっっとぉぉーーー!」

「吐いて!吐いてーー!まだまだイケるぅーーー!」

と大きい声で声援を送ります。

めちゃめちゃ全力です!

部屋から自分の声が漏れ出ていますが、全く恥ずかしくはありません。

しかし、

当事者である患者に笑われるとちょっとイラっとします。

なので身近でこの検査を受ける人がいたら

「呼吸機能検査やる時は真面目に!」

とお伝えください。

これ宿題ですからね!!!

今日はここまで。

次はもっと面白く書けるように頑張ろうと思います。

さよなら($・・)/~~~

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