こんにちは、カエル(@Kaeru372022)と申します。
この記事におすすめな人- 臨床検査技師になりたい人
- 臨床検査技師がどんな仕事をしているか知りたい人
- リアルな現場を知りたい人
この記事を書いている私は臨床検査技師歴10年以上。現在、生理機能検査室で勤務しています。
初心者にもわかりやすいように紹介していこうと思います。この記事を読んで臨床検査技師の世界に興味を持ってもらえたら幸いです。
あくまで個人的なものになります。途中不適切な表現もあるかもしれません。もし読者が同職であれば優しい目で見ていただけたらと思います。
この記事は個人的に『生理機能検査』について紹介してみた話【part1】の続きです。まだお読みでない方はこちらからどうぞ。
では眼底写真検査室へ。
眼底写真は目の写真を撮って緑内障や白内障、眼底出血がないかを検査しています。
リアルはこんな感じ。眼科とかで見たことあるやつですかね。
眼底の血管は人の人体で唯一、直接観察できる血管です。
この血管の状態を観察することで高血圧や動脈硬化の程度、または糖尿病の合併症など全身の病気が推定できるため、生活習慣病の発見に有効とされています。
検査は、
患者呼ぶ→ランプを見させる→ピントを合わせる→ボタンをポチっ
以上です。
なんかこの検査は簡単そうだなって思いました?
でも、それが数人なら!
私の施設では健診で必ず眼底検査があるのでかるーく1日100人くらい撮り続けます。
人間の目は2つあるので1人につき必ず2枚。×100人ですから200枚くらい撮ります。
ある種『カメラマン』です。
病院専属のカメラマン✨
カメラマンだからと言って、
「いいね!い~ね!!!」
「その目線いいよ~」
「最高!!!」
・・・なんて声掛けはしません。
「とりますよー。」
「ちょっとまぶしいです。」
「パシャ」
これが現実です。
しかし病院のカメラマンも困るときがあります。
よくみんなで写真を取るとき、結構な頻度で目を閉じてしまう人や半目になってしまう人いません?
それと同じように目を閉じたり、まばたきと重なったり、時にはまつ毛が入ったりとうまく撮れないときがあります。
「ランプが見えない」
と言われたときにはもう必死です。
だけど1発で綺麗に撮れると気持ちいいですね。
これは個人的な感想です。
はい。眼底おわり。
次は脳波室です。
こちらでは脳波検査をします。
普通に生活していたらあんまり出会うことがないかなと思います。
ドラマとかで脳波検査を出すことってほぼないですからね。
脳波検査は、てんかんや意識障害などがある場合の精査として検査することが多いです。
脳が活動すると、脳の中には微弱な電気が流れています。
出ました、また電気!!!
ENEO●もびっ、、、
はい。もう黙ります。
頭に数十個の電極をつけますが、これは1つ1つ手でつけます。頭部の電気を電極でとらえ、波形として記録し脳の働きを調べます。
検査時間は1時間くらいで覚醒時と睡眠時の波形を記録します。
波形はこんな感じ。
この波形を見た上でちょっと想像してみてください。
あなたがもし暗い部屋で文字の羅列を永遠と見せられたらどうなりますか?
そう!
寝ますよね。
覚醒時は何個かチェック項目がありますが、睡眠時はただひたすら波形を見ているだけです。なのでちょっとウトウトとして検査時間が押してしまうこともあります。
たまにですからね。
基本は真面目ですよ。
いちよう秘密にしといてください。
次は血圧脈波検査ですね
血圧って測った事ありますよね?
機械でブォーンって自動のハイテクなやつじゃないですよ!
カフを巻いてやるやつをイメージして下さい。
血圧計は片腕のみですが、
血圧脈波検査は両腕・両足首の4か所にカフを巻いて血圧を測ります。
こんな感じです。
もちろん検査できるのは人間のみです。ご注意ください。
この検査で、血管の硬さと狭窄(動脈硬化の程度)を調べます。
糖尿病の人だと合併症である神経障害をより早期に発見できるように、足の親指にカフを巻いて検査するパターンもあります。
検査は、
患者情報を入力→カフを巻く→ボタンをポチッ
お分かりの通り簡単です。
検査も1日2~3件くらい。機械が結果出して終わりです。
んー。特に掘り下げる話はないので今日はこれで終わります。
また次の記事でお会いしましょう。
さよなら($・・)/~~~